大正時代からお麩(ふ)を製造してきた岐阜県垂井町表佐の「麩美商店」がお麩を使ったプロテインバーの販売を始めた。開発したのは4代目候補の高木孝生さん(29)。乳製品や卵を使わず、100%植物由来の原料にこだわった。
麩美商店は1919(大正8)年創業。孝生さんは大学卒業後、名古屋の会社で営業の仕事をしていたが、昨春、家業を継ぐため垂井町に戻ってきた。
お麩は小麦のグルテン(たんぱく質)が原料。僧侶が肉に代わるたんぱく源として食べていた。「小麦なのに、高たんぱくなのは自分も知らず、意外だった。この魅力をいかしたい」とプロテインバーの開発に乗り出した。
世界的に不足が懸念されるたんぱく質
同じく植物性たんぱく質の豊…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル